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応仁の乱後、一休和尚が復興した鎌倉時代創建の大徳寺
桃山時代に多くの武将がその境内に建立した寺院には
枯山水庭園の洗練された美があります
勅使門(重文)
山 門(重文)
仏 殿(重文)
大徳寺は、石畳が綺麗で広大な境内の中に多くの
※
塔頭(たっちゅう)があります。
※塔頭…禅寺の敷地内に建てられた小寺院
大徳寺
MAP
芳春院
大仙院
高桐院
瑞峯院
竜源院
龍源院
(りょうげんいん)
大徳寺塔頭の中で最も古いお寺 龍源院。
ここは室町時代から残る数少ない禅宗の建物、四つの石庭、時の権力者が対局した碁盤などがみどころです。
入ってすぐ左にある滹沱底(こだてい)の両端には、豊臣秀吉が京都に築いた聚楽第(じゅらくだい)に使われていた礎石が置かれ、阿吽(あうん)の石庭とも呼ばれています。
軒先と塀の隙間にあるので圧迫感があって少し狭いかな。
方丈(重文)の南側の部屋には現存する最古の火縄銃と、豊臣秀吉と徳川家康が対局した碁盤が展示されています。あの天下人2人がこの碁盤をじぃ~と見つめていたんですね。
※方丈…禅寺の住居のこと
方丈の前にある一枝坦(いっしたん)と言われる庭。
元々は樹齢700年以上の楊貴妃という山茶花が咲き誇っていたのですが昭和55年に樹齢尽きてしまったため、枯山水の庭園が造られたそうです。
角にあるのが蓬莱山(不老長寿の仙人がいる山)、そして大きい円と右端の岩が亀島と鶴島、砂利は海を表現しているそうです。
方丈の北側には居間や寝屋や客室など僧の日常の部屋があります。
お付の人たちの控えの間
説法などをする部屋
檀那の間:いわゆる応接間
僧の居住空間の前に広がる竜吟庭。
写真右中央の須弥山を中心とした仏法から見たこの世を表しているそうです。この日(
07.5.4
)は、海を表現している苔が枯れていたので無残な姿でした。
ぐるっと一週回って受付近くにある
日本最小の石庭、東滴壺(とうてきこ)。
石を山にみたて、砂利を海にみたてると
小さな石庭もとても広く感じるのが不思議。
一滴の波紋が大海を生み出す禅の教えを
表現しているそうです。
DATA
TEL
075-491-7635
参拝時間
9:00~16:30
拝観料
大人
350
円 高校
250
円 小人
200
円
拝観時期
常時公開
↑
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瑞峯院
(ずいほういん)
九州の大名、大友宗麟により
1535
年に建てられたお寺。龍源院同様、室町時代の禅宗の建物として重要文化財に指定され、二つの石庭と茶室がみどころです。
入ってすぐの坪庭は枯山水になってなくて植木や鉢植えなどが。
個人的に写真右のユキモチ草が気になって仕方ありませんでした(笑)
一見何のことはない方丈(ほうじょう)裏の石庭、閑眠庭。ただ、よく見てみると、大友宗麟がキリシタンだったことにちなんで石が十字架の形に組まれてあります。
※方丈…禅寺の住居のこと
表千家第
12
代家元惺斎が設計した茶室、安勝軒(あんしょうけん)の復元。狭く、低く、質素な佇まいに侘(わび)・寂(さび)が感じられます。
他にも餘慶庵(じょけいあん)や千利休が残した待庵(国宝)を復元した平成待庵といった茶室があります。
方丈の前にある独坐庭。蓬莱山(不老長寿の仙人がいる山)や島々が大海の荒波の中にどっしり座っている大自然の様子を表しているそうです。写真奥に向かって波は静かになります。
DATA
TEL
075-491-1454
参拝時間
9:00~17:00
拝観料
大人
400
円 小人
300
円
拝観時期
常時公開
↑
MAP
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大仙院
(だいせんいん)
大徳寺塔頭の中でも特に由緒ある大仙院。このお寺の枯山水庭園は最も有名なもので必見です。日本最古で国宝の方丈建築、住職さんのおもしろい案内がみどころです!
残念ながら受付から先は現在撮影不可。
デジカメが普及してなかったので撮りっきりで撮ったものですが、まだ自由に写真が撮れたころ(
01.5.4
)に撮った大仙院の枯山水庭園。床は豊臣秀吉や千利休が実際に歩いた床なんですよ。
上の写真の角を曲がったところから撮影。歴史の教科書には必ず載っている写真ですね。他の石庭と違ってここは砂利が川を表しています。写真中央手前の石に千利休は花を飾って豊臣秀吉に絶賛されたそうです。
砂利による川の流れは方丈の反対側まで至り大海という砂利だけの広いお庭になります。庭のほか
にも大仙院には宮本武蔵が訪ねたと伝わる沢庵和尚(漬物のたくあんを考案した方)の部屋もあります
。現在の和尚さんによるいっぷう変わった書や、心に響く言葉も見応えあって良いお寺でした。
DATA
TEL
075-491-8346
参拝時間
9:00~17:00
(
12
月~
2
月は
16:30
まで)
拝観料
大人
400
円 小中学生
270
円
拝観時期
常時公開
↑
MAP
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高桐院
(こうとういん)
後世に利休七哲のひとりとして称された細川忠興(ただおき)によって
1601
年に建てられたお寺、高桐院。
竹やもみじに包まれた石畳の参道、千利休のお屋敷を移築した書院、利休の茶道を正確に理解した忠興設計の茶室などが見どころです。
新緑の時期の参道は、竹にもみじに苔が青々としてとにかく美しく風情ある景色。
建物の廊下からはお庭も見えてとても良い雰囲気。
方丈の中にある広い客殿。その前には南庭が広がり、お庭を眺めながらお抹茶をいただくことができます。
※方丈…禅寺の住居のこと
↓お抹茶(菓子付)
400
円
方丈の客殿前に広がる南庭は、手前に楓、奥に竹があり、緑の苔に覆われた地面に石灯籠が一基、何とも言えない趣ある絵です。初夏は緑のコントラスト、秋は緑に紅葉が映えてとても美しい風景に癒されますよ。
千利休のお屋敷を移築した書院。豊臣秀吉が京都に築いた聚楽第(じゅらくだい)にあったものです。派手好きの秀吉に気を使ったのでしょうか、侘(わび)・寂(さび)を重んじる利休にしては立派なお部屋です。
1628
年に細川忠興によって造られた茶室、松向軒(しょうこうけん)。狭く低く非常に質素なところは利休の考え方を受け継いでいるのでしょうね。茶室には珍しい黒壁は、窓から見える新緑や紅葉をいっそう引き立たせます。
高桐院のお庭は散策することもできます。当時使われていた井戸や、参勤交代にも持ち歩くほどの忠興お気に入りのつくばいがあります。このつくばいは加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰った羅城門の礎石だそうです。奥には細川忠興とガラシャ夫人のお墓もあります。
DATA
TEL
075-492-0068
参拝時間
9:00~16:30
拝観料
大人
400
円 中学
300
小人
200
円
拝観時期
常時公開(
6
月
8
日は拝観中止)
↑
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芳春院(ほうしゅんいん)
通常は非公開の芳春院。
金沢城主前田利家の妻まつが建てた大徳寺の塔頭で前田家の菩提寺。
秋の特別公開時の参道は
もみじが赤く染まります。
まつは二男九女に恵まれ
良妻賢母で夫や息子を鼓舞し、前田家を盛り立てたと言います。
また夫の陣羽織に前田家の守り神の刺繍をするなど芸術にも長けていました。
境内に入ってすぐに広がる花岸庭。
山渓から流れる水が大海になることを表しています。
広々としてとても良い枯山水の庭園です。
本堂を挟んで花岸庭の反対側にある呑湖閣(どんこかく)。
金閣、銀閣、飛雲閣に並ぶ京都四閣のひとつです。
何となく独特の雰囲気があり、まつ様のセンスが感じられます。
日本では沙羅双樹に例えられる夏椿。
初夏に白い花を咲かせ、その後、緑の苔の上にポツリと落ちる様がどことなく栄枯盛衰を感じさせるのですね。
DATA
TEL
075-492-6010
参拝時間
9:00~
16:00
拝観料
大人
600
円
拝観時期
通常非公開
(写真は07年度秋季公開11/10~12/2に撮影)
↑
MAP
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他にもたくさんの塔頭がありますが通常は非公開で、特別拝観のときしか見ることができません。特別拝観があればまたこのページに追加していきます。
ブログ記事 :
大徳寺のお庭巡り
美しい新緑の高桐院
大徳寺 DATA
住 所
京都市北区紫野大徳寺町
アクセス
京都市バス「大徳寺前」下車すぐ
駐車場
あり(
30
分
100
円)
備 考
拝観料等は、2007年時点のもので変更されることもあります。
(癒しの古刹)
(京 都)
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