top  季節の花見  旅行  その他 
おでかけ るぽは、旅やおでかけに関する情報をルポルタージュ(現地報告)する旅のクチコミサイトです。

1603年、徳川家康が上洛の宿泊所として造営した二条城

その後三代将軍家光が絵画や彫刻を施し完成したこの居城は

徳川の栄華を現在に伝えます
二条城の入口
東大手門(重文)。

週末はいつも
たくさんの観光客が
出入りしています。
大手門入ってすぐの
番所です。

将軍不在時、警護のために
江戸から派遣された
武士の詰め所です。

現存する門番所の
遺構は少なく
貴重な建物。
二条城のシンボル
唐門(重文)。
二の丸御殿の門で
すごく豪華な彫刻が
施されています。
唐門をくぐると
二の丸御殿(国宝)

二条城で唯一残っている
江戸時代の建物です。
二の丸御殿内部

二の丸御殿の中は
写真撮影はできませんので
写真はもちろんありません・・・

御殿内の床は踏むと音が鳴るので
「うぐいす張りの廊下」と呼ばれます。
①二の丸御殿の出入口。豪華な装飾ですね
  (上の写真)。牛車で入れるようになって
  いて車寄せと言います。

②遠侍(とおさむらい)の間で大名の控え室。
  狩野一門による虎の襖絵が見事です!

③参上した大名が老中とあいさつを交わした所。
  将軍への献上品はここで取次がれてました。

④外様大名(将軍と縁の遠い大名)の控室

⑤御水尾天皇が庭に造られた能舞台を
  この部屋から見たようです。
  武者隠しや違棚・床の間などがあり
  桃山時代の武家風書院造で造られてます。

⑥将軍と親藩・譜代大名の内輪の対面所。

⑦将軍の居間・寝室。

⑧老中の間で、老中の執務室です。

⑨勅使の間。将軍が朝廷からの使者(勅使)
  と対面する部屋。
  この部屋では将軍は下座に座るようです。
図中のの部屋は、大広間一の間。
二の丸御殿の中で最も豪華な部屋です!

右の絵を見たことはありませんか?
日本史の教科書にも載っている「大政奉還の図」。
1867年、この部屋で徳川最後の将軍は、
政権を天皇に返す事を諸大名に宣言しました。
これにより、約260年続いた徳川幕府が終わり、
鎌倉時代からの武士の世も終焉しました。

そんな歴史的な部屋がここなのです!

将軍が座っている上座が一の間
諸大名がいる下座が⑤の二の間


二の丸御殿の外には
国の特別名勝に指定されている二の丸庭園。

1602年~1603年に二条城の建築と共に造園され、
1626年に徳川家光により御水尾天皇行幸のために
中央の島を造るなど一部改修が加えられたそうです。

木1本をとっても自然の石をとっても
すごく良いお庭で心が和みます。
二の丸庭園を出ると
本丸への入口
櫓(やぐら)門があります。

横から見ると櫓が2階建て
になっているように見えますが
家光時代はこの橋の上に
渡り廊下があって、
身分の高い人は二の丸から
本丸へ土を踏むことなく
移動できたそうです。
←櫓門から左へ行くと
  桜林へ抜ける桃山門
右へ行くと鳴子門で→
清流園へ抜けます。
本丸御殿の御常御殿部分。
二の丸御殿と違って
何か普通なんですよね。

でも、ここは
京都御苑今出川御門内にあった
旧桂宮邸の御殿を
明治26年に移築したもので、
皇女和宮が
14代将軍家茂に嫁がれる前に
住まわれた建物だそうです。


本丸庭園は、二の丸庭園とは違って
かなり広々とした空間。
本丸庭園が造園された明治29年は
芝生メインの洋風庭園が流行っていたそうで
その影響を受けているようです。
本丸庭園の南西の隅に
かつては天守閣が
あったようです。

その天守閣跡からの
眺めですが、本丸御殿が
見える以外は特に
何が見えるわけでもなく
大したことはありません…
本丸を囲む内堀沿いの道
にあるのは米倉。
江戸の風景を味わえます。
内堀の北側にある
北中仕切門(重文)。
さびた扉が年月の経過を
想像させます。
北中仕切門を抜けると
本丸北側に広がる清流園
本丸南側にある桜林の桜
'04.4.17撮影
左は台所。
台所と言っても相当広い!
中は板敷きになってます。

右は収蔵庫で
突き当たりは長屋門。
長屋門には当時の門番の
落書きも!
二条城MAP
Data
住 所 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
TEL 075-841-0096
アクセス JR京都駅から市バス 9・50・101号系統
阪急 烏丸駅から市バス 12・101号系統
いずれも「二条城前」下車
京阪 三条駅で地下鉄東西線「三条京阪駅」に乗り換え「二条城前駅」下車
車でのアクセス 名神高速道路 京都東ICから約25分
          京都南ICから約30分
開城時間 8:45~17:00(受付は16:00まで)
休城日 年末年始 12月26日~1月4日
12月・1月・7月・8月の毎週火曜日
※ この日が休日の場合は、その翌日
入城料 一般 600円 中・高生 350円 小学生 200円
団体料金(30名以上) 一般の方のみ500円
駐車場 乗用車 210台 2時間まで  600円
以降1時間ごと 200円
1日券(24時間券) 1,400円
小型・大型二輪 300円

(癒しの古刹)

(京 都)

TOP PAGE季節の花見| 旅 行 | その他 |

  プロフィール  このサイトについて  メール © 2006-2009 おでかけ るぽ All rights Reserved.