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 詩仙堂
江戸時代初期

ひとりの文人・茶人が建てた住居、詩仙堂

かつての日本人が持つ美の感覚は

現代の日本人の感覚にも響きます
詩仙堂の入り口

それでは中に入ってみましょう
と、その前に

詩仙堂は、狩野探幽が描いた中国の詩人36人の肖像画が

四方の壁に飾られている部屋のことを指すようで、

本当は凹凸窠(おうとつか)といって「でこぼこした土地に建てた住居」

という意味の建物だそうです。
小有洞(しょうゆうどう)の参道

ひとつ目のでこぼこです。
奥に見えるのが入り口の門で
数段の階段をあがります。
老梅関(ろうばいかん)の門

そしてふたつ目のでこぼこ。
趣のあるたたずまいが
見えてきました。
門をくぐると
暮らしに余裕のある文化人が
隠居生活してますって感じの家が。

変わった形の窓ですね~
百花塢(ひゃっかのう)

建物に入るとまずこれ。
縁側を額に見たてて
お庭を見ます。

10こ目に数えられるでこぼこ
至楽巣(しらくそう)

4つ目のでこぼこ。
この奥の部屋が詩仙
の間なのですが撮影は
禁止でした
流葉はく(りゅうようはく)

9つ目のでこぼこ。
ここからの景色も
すごくきれい
嘯月楼(しょうげつろう)
5つ目のでこぼこ

詩仙堂の建物全容です。
江戸時代の建物としては
少し変わってるような気がします。

屋根の上の巣箱みたいなのは
何なのでしょう???
お庭に出ます。
この時期はさつきがいっぱい。

お庭全体に響き渡る「コン」という音。
鹿にお庭を荒らされないようにする
「鹿おどし」がどこかにあります。
日本最古のものだそうです。


落ち着いたお庭です。
写真は6月ですが、秋は紅葉、冬は雪景色に椿がきれいだそうです。
建物は残月軒で、中には月の襖絵がありました。
撮影:06.6.10
この時期のお庭には、さつき以外にも色んな花が咲いてました。


小さいところでしたがすごく趣があり

なんだかとても心安らぐ詩仙堂でした。
詩仙堂MAP





詩仙堂(凹凸窠)を建てた

石川丈山は、

この土地や建物の造りにある

10のでこぼこを十境に見たてたとか。



石川丈山(1583~1672)

徳川家康に仕えた武将で、33歳のとき大坂夏の陣で功名をあげている。その後59歳で詩仙堂を建て文学やお茶に励む。煎茶の開祖。
Data
住 所 京都府京都市左京区一乗寺門口町27番地
アクセス 比叡電鉄「一乗寺駅」下車 徒歩10分
市バス5系統または京都バス55系統で
「一乗寺下り松町」下車 徒歩10分
開園時間 9:00~17:00(入場は~16:45)
入館料 500円
駐車場 詩仙堂駐車場10台程度 1回500円
私営駐車場10台程度 1時間500円

(癒しの古刹)

(京 都)
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