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奈良の東大寺や興福寺の繁栄に見習って建てられた東福寺

広大な境内、モダンなデザインの庭園

古と新が調和する美しいお寺
臥雲通りから入った風景で、本堂と奥に少し見えているのが三門です。この写真左へ向かうと開山堂。
開山堂に向かう渓谷にかかる通天橋。ここから見る景色は楓が多く茂り、夏は緑、秋は赤ととても綺麗。右は橋から見た東福寺方丈
※方丈…禅寺にある居住空間
通天橋の下や周りはこんな感じ。とても清々しい散策エリアです。
東福寺の秋は京都でも指折りの紅葉の名所。広大なお庭の木々が真っ赤に染まりとても綺麗ですが、それだけにものすごく混雑します。(07.11.24撮影)
橋を渡って左手に見えるのが愛染堂(あいぜんどう)。南北朝時代(1336-1392)の建物で重要文化財です。中には恋愛・縁結び・家庭円満にご利益がある愛染明王が祀られています。
江戸時代に建てられた開山堂(重文)。屋根の上に天守の様なものがあり、開山堂としては他に類を見ない建物です。
開山堂の庭園。石畳の通路を挟んで一方は上の写真のように池と緑の庭園で、他方は左のように砂利で市松模様を描いてます。お寺の庭としては少し変わってます。
ところ変わって東福寺の方丈です。
ここは方丈の周り東西南北にお庭があり、八相の庭と言います。
方丈の四方をお庭で囲んでるのはここだけだそうです。
西庭。正方形に剪定したサツキで市松模様を描いています。
北庭。苔と敷石で市松模様を描いていてモダンな感じ。
方 丈
南庭。こちらは京都のお寺でおなじみ枯山水庭園。トップの写真もこの南庭です。
東庭。東司の石柱の余った石で北斗七星に見立てている。
本堂は明治時代に焼失し、昭和9年に再建されたものです。天井には大きな龍が描かれています。
国宝の三門。1405年に建てられたものです。豊臣秀吉によって一度修理されています。
東司(とうす)と言う室町時代のトイレで、現存する日本最古のものです。古来は禅堂の横には必ず東司があったそうです。ここに溜まった排泄物を畑の肥料として使っていたようです。当時排泄物は京野菜にとって大切な肥料でした。重要文化財。
禅堂(重文)は1347年の建築で、修行僧の修行道場です。当時は400人の修行僧がここで座禅や寝食を共にしていたそうです。
こちらは方丈の奥にある
龍吟庵(りょうぎんあん)。
通常は非公開で、春と秋に公開されます。
2007年秋季公開は11/1~12/9でした。

龍吟庵の建物は現存最古の寝殿造りの方丈。室町時代初期に建てられたもので国宝です。
そこにかかっている額の字は、金閣寺を建てたあの足利義満の字なんだそうです。
そして龍吟庵の石庭は一風変わっています。
こちらは赤い砂利が印象的な不離の庭。
天然痘で山に横たわった人を二匹の犬が狼から守ったという古事を表しているそうです。その古い出来事を表現するために赤い砂利を使っています。
白と黒のコントラストが効いたこちらも印象の強い石庭。
黒の砂利は雷雲、白い砂利は海原を表しています。
そこに配置された石は龍です。
中央の雷雲から龍の角と口、回りに体が見え隠れしていて海原から雷雲を突きぬけ龍が天に昇る様子が表現されたとても力強い石庭です。
ブログ記事 : 東福寺 モダンな日本庭園 秋の東福寺
Data
住 所 京都市東山区本町15
アクセス JR奈良線・京阪本線
東福寺駅下車 南東へ徒歩10
市バス202・207・208系統 東福寺 下車
参拝時間 9:00~16:0011月のみ8:30~16:30
拝観料 通天橋・開山堂 400円 (小中学生300円)
方丈庭園 400円 (小中学生300円)
駐車場 無料駐車場あり(30台)
※11月は混雑のため閉鎖
備 考 国宝の龍吟庵は
春と秋の特別公開でのみ拝観できます

(癒しの古刹)

(京 都)
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